インターンシップリポート

実施期間:2021年2月24日~2021年3月31日

セラビインターンシップに参加して

室蘭工科大学 理工学部 2年 M.S

 この度は貴社のインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。
 インターンシップでは、貴社社員向け福利厚生サービスである「セラマルシェ」のスタートアップと、貴社1階倉庫における入出庫業務のマニュアル作成というミッションをいただきました。
 セラマルシェのスタートアップにおいては、折り合いのつけ方と自分の意図を正しく伝えることの難しさを学びました。目標とした売上高と社員が買いやすい金額設定の兼ね合いをとる、商品陳列のデザイン性と見やすさ、利便性との妥協点を見つけるなど、どちらかだけを重視せず、また完璧を求めすぎないことの必要性を知りました。

 マニュアル作成では、レポートの書き方を正しく学ぶことができました。昨年の大学の授業では、提出したレポートの点数のみが伝えられ、書き方の善し悪しや改善点がわからず戸惑っていました。しかし今回改善すべき点が明瞭にわかり、私の成長に確実につながりました。


設置前

作業中

完成

 業務以外で印象に残ったのは朝会です。毎朝一人、みんなの前で話をする時間が設けられているのは良い取り組みだと感じました。理由のひとつは、人前で話すことが苦手な人が、苦手意識を克服するきっかけとなる、もしくはプレゼンテーション力の向上が見込める点です。私は、顔が赤くなり声が震え腹痛を起こすほど、人前で話すことが苦手です。インターンの初日の挨拶は、何を話したのか一言も思い出せないほど緊張しました。しかし、周りの環境にも慣れた一ヶ月後の挨拶では、緊張はしたものの今までにないほどハキハキと話すことができ、母にも驚かれました。環境への慣れと人前で話すことへの慣れ、これが成功へつながったのだと思います。ふたつ目の理由は、話題探しのために自分の周りの出来事に興味関心を持つきっかけとなる点です。積極的に情報を得ようとすることは、その人自身の視野を広げることにもつながると私は考えます。

 また、このインターンを通して心も成長したと感じています。初めは疲労や新しい環境に置かれたことによるストレスにより、体調を崩すことがありました。以前の私であれば、それを理由に途中で辞めていたと思います。しかし、続けていくうちに周りの方々の気遣いを受け入れる余裕ができ、そうしたことは少なくなっていきました。こうして乗り越えられたという経験は、今後も私の支えとなると思います。
 一ヶ月間有意義な時間を過ごさせていただき、他では得られない貴重な経験となりました。大変お世話になりました。